流され者

我が人生、流され、流され、流されて、一体どこまで流されるのやら。

危険からの華麗なる脱出


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迫りくる危険

 

私はあるミッションに身を投じていた。それを成し遂げるには危険が付き物だということはあらかじめ理解している。だからといって投げ出すわけにはいかない。そして私は外に出た。

 

最初の危険が訪れたのは、そのすぐ後のことだった。黒ずくめの刺客が私を目指して歩いてくる。手は懐に忍ばせてある獲物を探っているようだ。私はその一瞬の隙を逃さず、かろうじて刺客の手から逃れることに成功した。

 

が、すぐに次の危険が訪れた。前から来た車が徐行しながら私を捉えたようだ。私は車の追跡をかわし、細い路地へと身をひるがえした。

 

上手くかわしたと思ったのもつかの間、さらなる危険がそこにはあった。どうやら私の動きを読まれていたようだ。2人の屈強な男に前後を阻まれ最大のピンチを迎える。

 

それでも恐れずに私は進む。こうして最大のピンチからも脱出し、私は危険なミッションを終えるべく、帰路に就くのであった。

 

黒ずくめの刺客

 

ミステリー作家気取りで今朝の出来事をサスペンス風味に仕立ててみましたが、実際のところは危険なミッションではなくて、日課となっている親戚から預かった犬の散歩に出かけただけのことです。

 

いつものように散歩していると前から黒いヘルメットに黒い手袋、黒いライダースーツを着たいかにも怪しい感じの人がゆっくりと私のほうに向かって歩いてきたのです。そして私に近づいた瞬間に、ポケットに手を突っ込んで何かを取り出そうとしていました。

 

もしかして刃物でも出そうとしているのかと思って、かなり心臓がドキドキしてしまいましたね~。よくよく見ると、黒いヘルメットだと思っていたのは顔を覆い尽くすサンバイザーで、手袋はアームカバーのようでした。

 

その人が着ていたのはライダースーツではなくて、単にスリムフィットなだけでした。おまけにポケットに入れてごそごそしていたのはスマホを取り出そうとしていただけのようです。その正体は怪しい人物ではなくて、紫外線対策に万全を尽くすマダムだったのです。

 

追跡する車

 

黒ずくめの正体がマダムだと知ってホッとしたすぐ後のことです。少し狭い車道を歩いていると、前からこちらに向かっていた車が急に速度を落として、私の前を塞ぐように端に寄せてきたのです。

 

あれ?これってドラマとかでよくある、犯人にとって都合の悪い事を知っている人間が、それをもとに犯人をゆすって口封じされる時にありがちなシーンじゃないですか!?

 

最初はゆっくりと進んで、徐々にスピードアップさせてキュルルルル~ッと走り去り、残されたのは倒れるゆすっていた人物という、あのパターン。・・・私、何も知りませんし犯人をゆすってもいませんよっ!?

 

ドキドキしながら固まっていると、私の後ろからスーッと車が走り去りました。どうやら前から来た車は対向車を避けるために道の端に寄り、私が歩いていたのでスピードを落としただけのようでした。追跡する車の正体は、たまたま通りすがった普通の車だったのです。

 

屈強な2人の男

 

前から来た車が対向車が通り過ぎた後に、普通に私の横を通り過ぎて行ったので安心していると、道の反対側からこちらに向かって来ていたコワモテのお兄さんが私に向かって「オラ~!!」と怒鳴ってきました。

 

私は「え!?え!?ただ歩いていただけですよ!?」と心の中でパニックになっていると、お兄さんはどんどんこちらに近づいてきます。何か言い掛かりでもつけられるのかとドキドキしていると、私の後ろから「何じゃ!オラ~!!」と怒鳴り返す声が聞こえました。

 

そっと振り返ると、これまたコワモテのお兄さんが立っているではありませんか!昨日の記事でも書きましたけど、ゴルゴさんが音もなく後ろに立たれるのが好きではない理由がわかるような気がしますね~。

 

コワモテのお兄さん達は私に文句を言っていたわけではないですが、2人に挟まれるように立っている私。この後ケンカ騒ぎにでも巻き込まれたらどうしようと焦り、さらに心臓バクバク状態です。

 

・・・が、お兄さんたちは「キミ!」「何ですか?」「これからどこに行くのですか?」「コンビニに行こうと思っています。」という会話をオラオラ語で話していただけでした。

 

屈強な男2人の正体は、普通に会話しているだけの仲良しお兄さん達だったようです。この後2人一緒にコンビニに向かって歩いて行きましたよ!

 

ボスに報告

 

家に帰ると、すぐボス母に「こんなことがあってさ~」と事細かく報告しました。さすがに長年私の母をやっているだけあって慣れているのか「はいはい。」とサラッと流されました。・・・今日も通常運転の流され者です。

 

自分でもサスペンスドラマの見すぎかな~と思わなくもないですが、その時は本当に怖かったのですから、もう少し労わってくれても良いと思いますよっ!!

 

それはさておき、平穏な日常も自分の考え方次第で劇的に変化させることが出来るということですね。平凡だと思っていた毎日が刺激的な毎日に!

 

ただ、私のように思考回路が(嫌な意味で)ミステリーだと、残念な感じの刺激的になりますけどね。・・・(ある意味)危険な自分の思考回路から華麗に脱出する日は、まだまだ遠いようです。 lllorz