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流され者

我が人生、流され、流され、流されて、一体どこまで流されるのやら。

母の想いが詰まった思い出の味


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お題スロット

 

お題「思い出の味」

 

お題スロットの「思い出の味」に参加したいと思います。私にも思い出の味というものがあります。

 

あれは忘れもしない2年前・・・か3年前(←忘れてる)くらいのことだったと思います。馬鹿じゃない私は、風邪を引いて高熱を出してしまいました。

 

か弱い私にとって高熱を出すというのはこの上なく辛いことであり、聞くも涙・・・語るも涙・・・なのです。

 

・・・スミマセン、いちいち都合の良い脚色を加えていますが、簡潔に言うとバカでもたまには風邪ひいちゃうんだゼ☆ということです。

 

そしてちょこっと熱が出ただけで「もうダメだ~。私はもうダメなんだ~。」と大袈裟に騒ぎたてて甘やかしてもらおうと必死な面倒くさい大人です。

 

母の愛

 

熱が出て、普段食いしん坊の私が珍しく食欲をなくしてしまっていたので、これまた珍しく母が何か食べられそうなものを買ってきてあげると言ってくれました。

 

そしてここぞとばかりにアイスクリームをねだりますよ!ご飯を食べないでアイスクリームを貪り食うという、なんとも夢のような食べ方ではないですかっ!・・・風邪さえ引いていなければの話ですけど。

 

でも、ご飯を食べないでアイスクリームを食べても怒られないこんなチャンスを逃すわけにはいきません。ここは私の大好物のスーパーカップをおねだりすることにしました。

 

スーパーカップは安いのにたっぷりと入っていて、なおかつ濃厚な味なのでケッチィ~&食いしん坊な私のためにエッセルさんが開発してくれたと言っても過言では・・・いえ、過言でしょう。

 

定番のバニラも美味しいけど抹茶も捨てがたい、チョコレートだって外せないし、クッキー入りのも最高なのです!自分では選べなかったので、味の種類は母に任せることにして、何を買ってきてくれるかわからないドキドキ感を味わうことにしました。

 

待ってました

 

わざわざ私のために!!・・・ではなくて、夕食のお買い物のついでにとはいえ、あの母が私のワガママを聞いて買ってきてくれるのですから、感謝せずにはいられません。

 

母の帰り・・・と一緒に持って帰ってくるであろうアイスクリームが待ち遠してく仕方がありませんでした。

 

もしかして売り切ていたりしないだろうか・・・そうなったら、愛する私のために他のお店に立ち寄ってくれる・・・ような母でもないので、売り切れだったら諦めるしかないです。

 

でも、いざ食べられると思ったものが食べられなくなると、余計に欲しくなる気持ちが強くなるので、売り切れだけは避けたいと思いました。

 

そんな気持ちで待っていた時、とうとう母がお買い物から帰ってきました!

 

スーパーカップ

 

買い物を終え、私に「スーパーカップ買ってきたよ~」と言いながら部屋に入ってきた母が手に持っていたのは、まぎれもなくスーパーカップでした。

 

・・・エッセルではなくてエースコックの。

 

母は喜々としながら「アナタの好きなとんこつを買ってきたよ!」と1.5倍のカップラーメンを差し出すではありませんかっ!!

 

好きですよ?とんこつのスーパーカップも大好きですよ!?しかも食いしん坊の私を満足させてくれる1.5倍なところも大好きです。

 

・・・が、それは元気な時の話であって、熱を出して食欲をなくして寝込んでいる時にコッテリとんこつって・・・。それも濃コクって・・・。おまけに1.5倍って・・・。しかもインスタントって・・・。

 

重いよ・・・。胃にもったりと重いよ・・・。

 

思い出の味

 

カップ麺を前に戸惑っていると、「何?わざわざ買ってきてあげたのに、いらないとか言わないよね?」的な威圧感を纏った母の想いがビシビシと伝わってきました。

 

いつもは空気の読めない私ですが、ここで逆らうと胃腸よりも空気が激重になると瞬時に悟りましたよ!

 

「わ・わぁ~嬉しいなぁ~。ちょうど食べたいと思っていたところなんだよねぇ~。」と、あからさまな棒読みも気にせず、母はお湯を注いでくれました。

 

頭では冷たいアイスクリームを食べる気マンマンだったのに、熱々のカップラーメンをすすります。

 

鼻が詰まっているせいで苦しくて、熱のせいで味覚も鈍り、胃腸も弱っているところに濃コクカップ麺をすすり続けます。

 

本来なら、風邪で弱っているときにお手製のぞうすいとか、食べやすいうどんとかを作ってくれて、その時の味が忘れられなくて思い出の味となるのではないでしょうか。

 

それなのにインスタント。お湯を注ぐだけのインスタント。

 

私の思い出の味は重いで。いろいろな意味で重いで。あえて言うなら、ほろ苦い・・・いえ、激苦い思い出です。