流され者

我が人生、流され、流され、流されて、一体どこまで流されるのやら。

ニュートンに乾杯


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マットレス

 

今まで使っていたマットレスは、私の体重重力の関係によって真ん中がへこんだままの状態になってしまっていました。

 

なんとなくとくにお尻のあたりが一番へこんでいた事実にへこんでしまいましたよ・・・。

 

いつも、どかんと座ったらなかなか動こうとしないので、「アナタはお尻が重いわね。」と母に言われていますが、まさか本当に重かったとか!?・・・いえ、そんなはずはありません。

 

だって・・・私の体重はリンゴ3個分の重さなのですから!

 

今まで内緒にしていたのですけど、眠っている間にも体を鍛えるために私のベッドの周りだけブリーフ博士に重力を100倍にしてもらっていたからで・・・。だから決して、決して私の体重が重いとか、そんなことはありませんよっ!!そうですよね!?ニュートン!?

 

入れ替え

 

そんなプチ現実逃避をしていたのですが、母の「何してるの!さっさとしなさい!」という怒号で現実に引き戻されました。

 

実は私だけではなくて父と母のマットレスも入れ替えるため、マットレスにカバーをかけたりするお手伝いを買って出ていたのです。母の威圧力で無理やり従わざるを得ないとか、そ、そんなことではありませんよ・・・?自ら買って出たのです。

 

少し前に掛け布団も新しくしたばかりなので、これで上下がおニューとなり、なんとなくウキウキ気分です。

 

前回の「待ては大事なしつけです」では、うっかり部屋のドアを全開にしてしまったために、親戚から預かっている犬が私の部屋に飛び込んできて、さっそうとおしっこをされてしまいましたけど、今回はしっかり確認してドアはきっちり閉めているので安心です。

 

おしっこならまだしも、もしもウンピーーー(←放送禁止用語的なピー音)をされたりして、「ウンがついて良かったわね」なんてフォローをされた日にゃ~・・・。だいたい私の凶運がそんなことくらいで揺らぐとも思えませんよっ!

 

またもやそんなことを考えて手が止まっていたことに、母が目くじらを立てていて、怒りのオーラで世界が揺らぎそうな勢いだったので、手元に集中することにしました。

 

おニュー

 

新しいものって、なぜあんなにテンションがあがるのでしょうね?しかも、きちんとカバーがされた布団とかマットレスとかベッドとかは、なぜか飛びつきたくなる不思議。

 

カバーを無事につけ終えた瞬間に、思わず「ヒャッホ~~イ!!」と言って飛び込んでしまいました。

 

重力ってすごいですよね。加速をつけたりすると本当に凄いですよね。まだ新しくて馴染んでいない固めのマットレスの反発力と、私の体重重力が良い感じ(?)に作用して、私の背中を直撃しました。

 

「グキッてなった!今グキッて!!」あまりの痛みに悶えながら母にSOSを出した視線を向けると、それはそれはとても冷ややかな視線で私を見つめていました。

 

まるで母の後ろの空間が歪んでいるかの如く怒りのオーラを感じましたよ!きっと重力すらも吸い込んでしまうような恐るべき威力です!助けて!ニュートン!!

 

母退場

 

痛みに悶える私を一瞥すると「ハッ」と鼻で笑ってから母は私の部屋を出て行きました。きっと父と母のマットレス交換のために、母の一睨みで父がカバー交換を買って出ていることでしょう・・・。

 

私をそのまま放置したのは、母の「アナタは休んでいなさいね」という優しさなのだと思います。決して「足手まといに用はないぜ!」とかいう理由で放置されたわけでは・・・。きっと・・・たぶん・・・おそらく・・・。

 

それからというもの、右側の背中というか腰と背中の間あたりが猛烈に痛くて、立ち上がるのもそっとしなければいけないし、くしゃみも盛大にできなくなりました。

 

私自身と同様に肌もデリケートなので湿布をはるとまけてしまうのですよね。ですので、自然に任せて痛みが治まるのを待つしかありません。

 

背中を曲げないように、そ~っと立ち上がって、そ~っと動きながら部屋から出てきた私を見た父は「太極拳でも始めたのか?それともロボットダンスか?」と呑気に聞いてきましたよ。

 

地獄耳その話が聞こえたのか、母は「またバカやったのよ~!この子は~~!忙しいのに!まったくっ!!」と別の部屋から怒りの声が届きました。

 

その場から退場したというのに、その圧倒的な存在感を出せる母を見習いたいものですね。

 

回らない

 

呼ばれても痛みで振り向けないので、体ごと向きなおす必要があります。首を寝違えたとかは聞いたことありますけど、さすがに背中を飛び込み違えたという人はいないのではないでしょうか!

 

しかも、腰でもなく背中でもないその中間という絶妙な場所です!!これはもしかして人類初の大発見かもしれませんよ!?そうではないですか!?ニュートン!!

 

それに、こうして痛みを感じるということは生きている証です。さらに言えば、普段は気にせず過ごしていても、体の一部分が不調なだけでこんなにも辛くて不便だということにも気づかされました。

 

生きていて普通に過ごせることが当たり前ではなくて、それがこんなに有り難いことだということを知ることができたのです。

 

・・・と、必死に良いことを言っている感を出して自分の情けない失敗をなんとか誤魔化そうとしても、かえってその原因が目立ってしまう悪循環になっているということまでは気が回らないのでした。

 

よく首を寝違えて「首が回らないんだね~」とからかったりして場の雰囲気を和まそうとする場面を見かけますが、背中と腰の間って・・・うまい言い回しもできませんよね・・・。

 

こんなに痛くては動き辛いので仕事や家事にも手が回らないというものです。・・・そんな言い訳も虚しく、私が自由に動けないくらいではビクともしなくて、何の問題もなく世界は回っているのでした。

 

ニュートン

 

いつか世界が私を中心に回ってくれないかな?なんて呟きもニュートンは暖かく包み込んでくれることでしょう。

 

ありがとうニュートン!!嬉しいよニュートン!これからもよろしく!!乾杯!!

 

・・・え?アイザックさん?何のことですか?

 

私が言っているニュートンとはおニューの布団、略してニュートンのことですよ!

 

誰にも相手をされないので、1人で夜更けに布団の中でブツブツ言いながらおニューの布団に話しかける、結局はいつもと何の変りもない寂しい孤独人の一日なのでした。