流され者

我が人生、流され、流され、流されて、一体どこまで流されるのやら。

待合室で繰り広げられる風景


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待ち時間

 

私は酷いアレルギー体質で、アレルギーに関するお薬を病院でもらって飲んでいます。そのために定期的に病院に通っているのですが、ただお薬をもらうだけなので、家から歩いて行ける距離の診療所に行きます。

 

以前は体調を崩した時も診察を受けに来ていたのですが、とある理由から体調を崩した時は別の総合病院に通うことにしています。

 

・・・というのも、この診療所は待ち時間が異常に長いからです。

 

そのあまりの長さに体調の悪い人が、より体調を崩してしまい、待合室で倒れる人が出ることもあるのです。

 

私の母も私も高熱を出してグラングランしているときに長時間待たされて、余計に体調が悪化したような気がしたので、本当に具合が悪い時にはこの診療所よりは待ち時間がマシな総合病院に行くことにしているのですよね。

 

総合病院も結構待ちますけど・・・。

 

今日の待合室

 

今日は待合室には2人のご年配の女性がいるだけだったので、自分の狙い通りだと思いました。

 

いつもは早めに病院に行くのですが、皆さんはそれよりも早めに受付を済ませているので待ち時間が長いのではないかと睨んだのです!

 

ということで、ここはあえて遅めに来れば皆さんの診察も終わって空いているのではないかというナイス推理!!

 

思った通りに待っている人が少なくて、今日こそは早く終えることができると思うとニヤニヤが止まりません。

 

待合室にいたお2人はお元気な様子で楽しそうにお喋りをしていて、そのお話が聞こえてきました。

 

「ここの病院は待ち時間が長くて仕方ないよね~。」「そうそう、私も待ってる時間が長くて体調悪くなりそうよぉ~。」とかなんとか。

 

おお~!やっぱりそうですよね!?そう思っていたのは私だけではなかったのですよね!?と、勝手に心の中で相槌をうちます。

 

1人目呼ばれる

 

そうこうしているうちに、お喋りを楽しんでおられたお2人のうちの1人が診察室に呼ばれました。

 

あと1人待てば私の番だと思うと、今まで早く終わらせたいがために早く来ていたことが逆効果だったのだと知ってちょっぴり悔しくなりました。

 

その時です。待合室に残っていたご年配の方がヒマになったのか、キョロキョロしているな~と思っていたら、何故か私のほうをジッと見てきました。

 

・・・え?と思いつつ、目があったので知らんぷりも失礼だと思って軽く会釈をしました。すると、その方はサッと立ち上がって私の隣に座るではありませんか!

 

え?え?と焦っていると、その方は「どこか悪いの?お1人?いつもこの病院に来てるの?」と怒涛の連続質問をしてきました。

 

焦りながら急いで答えなければ!と思って口を開こうとした時「私はね~ずっと前からここにかかりつけていて~~~」と私の答えを聞く前にご自身のことを話し出しました。

 

どうやらこの方は最初にしてきた質問の答えを求めているのではなくて、たんなる話し相手を求めておられたようです。いえ、話し相手と言うか、話を聞く係・・・?

 

まさか、先ほど心の中で勝手に相槌をうっていたお相手に、本当に相槌をうつ羽目になるとは思ってもみませんでしたね~。

 

人見知り炸裂

 

極度の人見知りが炸裂して、初対面の方とはすぐに話ができるタイプではないのですが、ただ相槌をうつだけだったので、それほど苦にはなりませんでした。

 

・・・ウソです。スミマセン。意外と疲れを感じて、この人も早く診察室に呼ばれてくれないかな~とチラッと思ってしまいました。

 

何故なら、話の内容がだんだんと若い人たちや息子さんのお嫁さんやご近所の方々などへの文句と言うか愚痴のようになってきて、相槌をうつのも難しくて聞くのも辛くなるような、私にとっては苦手な方向に話がいってしまったのですよね。

 

しかも、それだけではなくて何故かお説教までされる始末です。何を怒られているのか、何故怒られているのか不明なまま、なんとなく「スミマセン・・・」を連発させて、なんとかその場を凌ぐことに必死!

 

このピンチを逃れたくて、先ほど呼ばれた方が早く出てきてくれることを願ったのですが、その方は診察室で楽しそうにお話を続けているようなので、出てくる気配もなく・・・結局1時間半くらい聞き役(+時々謝罪)を続けました。

 

2人目呼ばれる

 

その後、ようやく最初に診察室に呼ばれた方が出てきたので、私に話をしていた方が診察室に呼ばれました。

 

人と話すことも(主に聞き役でしたけど)緊張してしまうので、その緊張から解放されたことに安堵しつつ、ぐったりする私。

 

すると今度は診察室から出てきた方が私のほうをジッと見ているではありませんか!

 

あれ?何かデジャブ・・・?でもとりあえず失礼にならないように軽く会釈をしてみると、その方は私の隣に座りました。

 

え?え?と思っていると、「私、今(診察室に)入った人と知り合いでね~終わるまで待ってあげようと思って~」と言いながら、先ほどの人と似たような展開に・・・。

 

先ほどの人との話を終わりたいので、話をしている方が早く診察室に呼ばれてくれないかと思っていたのに、今は早く戻ってきてくれないかと思ってしまうワガママ人間でした。

 

・・・結局、この後も1時間半くらい聞き役を続けましたよ!

 

そして誰もいなくなった

 

後から呼ばれた方も1時間半くらい診察室で話していて、出てくるときに「あら~もうこんな時間!もう診察する人もいないから、つい安心して喋っちゃった~。」と言っているのが聞こえました。

 

・・・あの、私いますけど。まだ私、診察するのを待ってますけど。

 

心の中でそっと呟く私には構わずに、お2人は仲良く帰っていきました。そして待合室には誰もいなくなりました。

 

・・・だって、すでに診察時間は終わっていましたから。フフ・・・。

 

急いで診察室に入った私は椅子に座るや否や「お変わりありませんか?」の医師の質問に「ありません。」と答えると「じゃあ、いつものやつ(お薬)出しておきますね。」と言われて診察終了。

 

この1分・・・いえ、1分未満のために3時間待ち・・・。今日も長くて短い1日だったな・・・と思いつつ病院を出ると、この時を待っていたとばかりに電気は消されました。

 

あえて遅く来て、例え空いているように見えても、やっぱり早く終わることなんてなかったと知った夜。

 

世の中そう甘くはないということでしょうか。自分の思惑通りに空いていると喜んでいた3時間前の自分に教えてやりたいです。

 

それにしても、トータル3時間くらいでも大変だなと思ったので、もっと長くお話を聞き続けているお医者さんはもっと大変なんだろうなと思うと、まだまだ自分の未熟さを感じます。

 

初対面の人でも臆せずに話せて、どんな話の内容でも即座に答えられて、流されずに上手く話しの流れに乗れるような、何でもそつなく熟せる大人になりたいと強く思うのでした。

 

・・・毎回思っただけで終わるのですけどね~。