流され者

我が人生、流され、流され、流されて、一体どこまで流されるのやら。

悔やんでも悔やみきれない


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恩師

 

「後で後悔するぞ!」というセリフをよく聞くようなイメージがありますよね。でもこれは、「頭痛が痛い」みたいな感じになってしまうようなので、本来なら「後悔先に立たずだぞ!」と言うべきなのでしょうか。

 

個人的には「後で~」のほうが語呂も良いような気がします。そんなどうでもいい話はさておき、今の私が過去の私に対して「後悔するぞ!」と言ってやりたくなったことがあります。

 

過去にとてもお世話になった恩師ともいえる方がいます。当時、私はまだまだ未熟だった・・・と、さりげなく過去形にしていますが、今でも未熟なままであることは隠しきれない残念な事実。

 

そんな恩師が、あまりに物覚えの悪く、作業効率も悪く、コミュニケーション力も悪い私を見かねて、そっとある本を勧めてくれました。

 

それも、自分が読んですごく参考になったからという、押しつけがましくならないように考えられたセリフで、これぞ本当に「さりげなく」という形で勧めてくれたのです。

 

私のさりげなさを装って強引に過去形にしようとしたのとは全く違う、なんともスマートなさりげなさで、ひねくれ者の私でも素直になれるので凄いです。

 

借りた本

 

借りた本の内容はストレスをためることなく、何事も卒なく熟して自然に業績を上げるくせをつけられるというものでした。

 

・・・ええ、それを読まなくてはいけない私が悪いのです。

 

決して、その本をわざわざチョイスしてわざわざ私だけにそっと貸して下さった恩師のお心遣いに対して、選ぶ本の内容はさりげなくではなくて、めちゃくちゃダイレクトだな・・・なんて思ったりはしませんでした。

 

・・・ええ、チラッとも思ったりはしませんでしたとも!

 

お借りしておきながら、この時の私は今よりももっと時間に余裕のない生活をしていたので、すぐに読むことができないままになっていました。

 

それからしばらくして、恩師が本の内容に触れてこられたときドキリとして、まさかまだ読んでないとは言えずに、とても参考になりました!とか言っちゃったのですよね。

 

同じ本を買う

 

もちろん、恩師にウソをついてしまったことは後悔していますが、悔やみきれないというほどではないです。

 

・・・というのも、恩師は「コイツ、絶対に読んでないな。」とわかっているような顔をしていましたからね~。

 

さらに、「何度か読み返すのも良い復習になるよ。」と言って、まだ返さなくてもいいというさりげなさを見せてくれたので、絶対にバレていたと思います。

 

その後、たまたま必要な本を買いに行ったときに同じタイトルの本を偶然に見つけたので、慌てて買うことにしました。

 

何度読んでも良いと言われたことと、借りたものを早く返さないといけないと思ったからです。

 

でも、それがいけなかったのですよね。恩師に借りたのは返しましたけど、自分用に買ったのは返す必要もないので、今度時間のある時にゆっくり読もうと、急いで読まなければという気持ちがなくなってしまったのです。

 

悔やんでも

 

ゆっくり読めばいいとか余裕をかましている場合ではなかったのは、本当に時間に余裕ができた時に、そういえばあの本をまだ読んでなかったな・・・と思い出したので読み始めたことです。

 

本を読み進めていると、「作業が滞るのは物事を後回しにするからだ」とか、「できる人はその場でさっと処理して終わらせるクセをつけている。」という内容でした。

 

さらに、その場で終わらせることによって、あれをしなければこれをしなければというストレスもなく、後であの書類どこにやったっけ?と慌てる必要もなく、無駄な時間を徹底的に省いているという内容が書かれてありました。

 

・・・しまった!思いっきり私が普段やっちゃってるダメタイプだ!しかもそれを指摘してくれているであろう、この本を読むことすら後回しにしてしまっていましたよ!!

 

その本を読んだ時には今更悔やんでも遅かったという気持ちと、せっかくの恩師の気持ちを無下にしてしまったことに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

 

悔やみきれない

 

そんなことをふと思い出したのは、昨日のことです。たまたま時間に余裕ができたので、溜まっていた家の雑用をこの際一気に済ましてしまう予定を立てました。

 

・・・が、その時にこの本のことを思い出して、溜まった本の整理を兼ねて、久しぶりに読み返してみるのも良いな~なんて思い立ちました。

 

この時点ですでに家の雑用を後回しにしていたことと、さらにまだ後回しにしようとしているあたりで、この本を読む資格はなさそうですけど。

 

読む資格がないということがこの本に伝わったのでしょうか。この本が我が家から見つかりませんでした・・・。lllorz

 

もしかしたらどこかに仕舞い込んであるのかもしれませんが、私があまりにも片付けずにとりあえず物置にしまっておくのを見かねて母が処分しちゃった可能性が高いです。

 

もう一度同じ本を買おうにも、タイトルをハッキリと思い出せないので買うこともできません。まさか、ヤギさん郵便のように食べたので、あの本のタイトル何でしたっけ?なんて恩師にお手紙出すわけにもいきません。

 

とりあえず、一度は読んだから・・・とか、読んだところで今でもあの頃と変わらぬダメっぷりなので、また読んでも同じだよね・・・とか一生懸命誤魔化しつつ、自分の残念さをこれでもかというほど目の前に突き付けられる現実に悔やんでも悔やみきれません。

 

そんな、あの頃から成長を見せない私が「初心を忘れないだけです!」と反省の色もなく言っちゃうのを見た恩師が、きっと一番悔やんでも悔やみきれないと思っていることでしょうね・・・。