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流され者

我が人生、流され、流され、流されて、一体どこまで流されるのやら。

子供心を忘れない


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親戚の子供たち

 

よく我が家に親戚の子供たちが遊びに来ます。子供たちの前で大人の威厳を無くしたくない私が、大人として「お菓子を買ってあげよう!」と大人買いの威力と恩着せがましさを見せつけようとした時です。

 

「本当は自分がお菓子欲しいんでしょ?」とサラリと言ってのけた後「いちいち大人大人と言いたがるのも大人としてどうかと思うよ?」「必死さがにじみ出ているよね。」と次々に連携でまくしたてる兄妹。

 

おかしいな・・・子供ってお菓子を目の前にぶら下げられると、目を輝かせて喜ぶものではないのですか?私の子供の頃・・・というか、今でもお菓子を目の前にするとキラキラを通り越してギラギラしてしまいますよ!

 

そんな子供たちは私の気持ちを察してくれたのか、とりあえずは近所のスーパーに付き合ってくれるようでした。・・・大人だね、キミたち。

 

あの葉っぱ

 

スーパーに行くときに車の通らない道を選んで、近所にある畑のそばを通ることにしました。その畑に、見覚えのある大きな葉っぱがありました。

 

「あ、あれって傘代わりになる葉っぱじゃない!?ほら、あの!トトロの!!」と興奮気味になる私。

 

スタジオジブリ となりのトトロ ふんわり ぬいぐるみ S 大トトロ 高さ25cm 葉っぱ持ち

スタジオジブリ となりのトトロ ふんわり ぬいぐるみ S 大トトロ 高さ25cm 葉っぱ持ち

 

 

「一時しのぎにしかならないでしょ?」「強風が吹いたり雨が斜めに降ったりすることも考えてる?」「茎の部分が傘の柄ほど強度があるとは思えない。」「すぐ枯れて耐久性にも問題ありそう。」

 

・・・あれ?おかしいな。子供ってトトロとか大好きじゃないのですか?一緒に空を飛んでみたいとか、猫バスに乗ってみたいとか、葉っぱの傘欲しい~とか言うものではないのですか?

 

「100歩譲ってキャンプとかでならアリかもしれないけど、普段からは使いたくはないかな。」「あの葉っぱを普段の傘代わりにするなら、ずぶ濡れで歩いたほうがまだマシ。」

 

まさかの「まだマシ」発言・・・。憧れないのですね・・・。トトロの世界に憧れたりしないのですね・・・。

 

そりゃ~、葉っぱの傘は畳めないし目立つだろうけど、そこは一旦置いておこうよ。たまには現実を離れて夢を見ようよ。

 

諦めない大人

 

ここで私は閃きました!耐久性や強度が気になるというのなら、ビニール傘にあの葉っぱの絵を描いてみるのはどうだろうかということに。

 

ビニール傘もあまり強度や耐久性に優れているとは言えないかもしれませんが、元々は傘としてこの世に生み出されたものですので、何の問題もありませんよね!?

 

そして遠目から見ると、透明部分が見え辛いので、そこに描かれた葉っぱの絵がまるで葉っぱを傘にしているかのように見えるという画期的な傘ではないでしょうか!?

 

イケる!これはかなりイケる!!私って頭良い~。ムフムフ

 

諦める子供

 

「そんな傘作るのもさすのも自由だけど、一緒に歩くのは嫌だから!」「うんうん。」

 

自分の(勘違いした)才能に酔いしれてニヤニヤしていたのに、ピシャリと言われて愕然です。

 

・・・そんなに!?そんなにあの葉っぱの傘ダメですか!?デザイン的にもダメなのですか!?というか、子供の時に傘のデザインにまでコダワリがあるものなのですか!?

 

私なんて、女の子はピンクという勝手なイメージを持っていた母によって真っピンクの傘を黙ってさしていたものです。ピンクは自分に似合わなくて恥ずかしいなと思ったことはありますが、それ以外はデザインについて何のコダワリもなかったですよっ!!

 

しつこく熱弁する私の相手が面倒くさくなったのか、子供たちは「あ~・・・はいはい。」と軽く流し出しましたよ・・・。

 

諦めないで!(真矢みきさん風)諦めたらそこで試合終了ですよ?(安西先生風)だから、私の相手をすることを諦めないで下さいませんか・・・?

 

私の家族もそうですが、親戚一同も私に対する見事なスルースキルを会得しているので、目から汗が流れてしまいそうです。

 

ピュアな子供心

 

いけない、このままでは大人の威厳というものが無くなってしまう!焦った私は、何とか体裁を整えようとして、「そう言えば、あの葉っぱは何の葉っぱか知ってる?」と聞きました。

 

「知らない」という答えが返ってくると思っていた私は、さも大人である知識人な私が貴方たちに教えてあげますよ!という感じのドヤ顔でにんまり。

 

「里芋でしょ?」「誰でも知ってるでしょ?」

 

「・・・え、ええ、誰でも知ってますよね?当然ですよね?」と、必死に冷静なふりをしましたが、私は割と大きくなるまで里芋の葉っぱが何の葉っぱか知りませんでした。

 

「この人、知らなかったんだ」というジト目で私を見る子供たちでしたが、そこはあえて口に出さない大人の対応をしてくれましたよ!

 

言っておきますけど、私は中身が幼いとか全然成長していないとかではないですからっ!ピュアな子供心を忘れないだけですからっ!!

 

必死に言い募る私に、またもや「あ~・・・はいはい。」とスルースキルを発揮したあと、「早く大人になれよ」というジト目で私を見る子供たちでしたが、そこはあえて口に出さない大人の対応に、またもや目から大量の汗が流れてしまいそうになりました。