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流され者

我が人生、流され、流され、流されて、一体どこまで流されるのやら。

マスター!いつもの!


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近所の美容院

 

私は普段ファッションにも無頓着なら、当然のごとく髪型にも無頓着でした。ただシャンプー代がケチれて楽だとか、頭を洗ったり乾かしたりするのが楽だという、お洒落や女子力とは全く無縁の理由で普段からショートカットにしています。

 

しかもカット代もできればケチりたい上に、ほとんど出かけたくない出不精のため、多少伸びてもカットせずに我慢を続けたときだけロングヘアになりますよ!

 

どちらにしてもボサボサ頭なのですが、唯一の救いと言っていいのか腰がなくて細すぎる髪の毛の質のおかげ(?)でパッと見はストレートパーマをかけているかのように見えるらしいです。

 

近づくと長さが不自然にまちまちの毛がピョンピョン飛び出しているので、普段から手入れしていないなとすぐにバレるそうですけどね。

 

そんなお手入れも面倒くさがりな私のために・・・と言うわけではもちろんないのですが、数年前に家のごく近所に新しい美容院が開店しました。

 

徒歩数分

 

徒歩数分のところにあるので、毎日恒例の犬の散歩のときも良く通りかかるくらい、行くことに面倒な気持ちを感じずに済むくらいの近所です。

 

小心者としては、新しいところに行くのは勇気がいるのでしばらくは行かずに様子を見ました。というのも、母は新しいもの好きなのですぐに行って、帰ってきたらその感想もすぐに言ってくれるだろうと思ったからです。

 

案の定、母はわりと早めにお店に行ってカットとパーマを当ててきました。店主さんは女性の方で、とても話しやすくてお店の雰囲気も良いから行きやすいということを母から聞いたので、ようやくお店に予約の電話を入れて行くことにしました。

 

店主のお姉さんとても気さくに話しかけてくれながらも、聞き上手という口下手な私でも気負いなく話すことのできるすごい人でした。

 

これなら私もずっと通うことができるな~と開店したことが嬉しく思っていたのです。

 

仕事熱心

 

最初はお姉さんも私が普段どんな髪型をしているのかはわからないので、どんな髪型が良いかと聞いてきます。・・・が、うまく答えられませんよ!

 

なんてったって、ボサボサのケチケチ・モノグサ・ショートヘアなもので・・・。恥ずかしいですよね?さすがにそのまま言うのは恥ずかしいですよね?

 

かといって、雑誌とかで見せられてもモデルさんが良すぎて自分の髪型のイメージが掴み辛いので、外を歩いていても恥ずかしくない感じのギリギリでショートカットにして下さいと伝えました。

 

今思い返すと、この伝え方もなかなか恥ずかしいものかもしれませんけど。

 

でも、お姉さんは大体こんな感じかな?と言いつつ、カットしてくれて、それを詳しくメモに書き込んでいました。次にカットに来た時に役立てるためだというので、その熱心さも見習わなければならないと思います。

 

その時はいつもとは少し違った髪型になってしまったので、次は少し手を加えるようにということも書き込んでおられました。

 

そして次にカットに行った時です。どうしますかと聞かれたので、この前のよりもう少し手を加えてもらえるように伝えました。

 

2回目

 

とりあえずは、前回の時のようにカットして・・・という話だったのですが、とりあえずのカットが終わった時と、前回の時が結構違うように感じるのは気のせいでしょうか・・・?

 

おかしいな、もしかしてもう改良したのかな?と思ったのですが、お姉さんは「じゃあ今度は前回よりもここを短くしてみましょうね~。」と優しく微笑んでいるので、言い出すことができませんでした。

 

あれかな?もしかしてメモの文字が小さく書いてしまって読み辛かったとかかな?と思って、こっそりチラ見したら、メモに文字はなくて絵で描かれていました。

 

あ、そうね!さすが!わざわざ文字で書く必要がなくて、絵でかいて感覚で覚えるというプロの技!!・・・と思うところなのでしょうか。ドキドキ

 

結局、この時も思った通りの髪型にはならなかったのですけど、まだ2回目だし、お姉さんだって開店して間もないことで、メモの取り方も慣れていないかもしれないと思い、次こそはという気持ちでその日は帰宅。

 

3回目

 

3回目に訪れた時も、2回目の時とは違った感じになってしまいました。毎回来るたびに髪型が変わっていて、メモ・・・役に立っているのかななんて、チラッとも思っていませんよ!

 

毎回細かく書き込んでいるように見えるので、きっとすごく役に立っているのだろうなと思います。

 

そんなこんなで、なんと!三度目の正直と言いましょうか、私の中で「これだ!」と思う髪型になったのです!!

 

私は興奮して、これからもずっとこの髪型でお願いします!!と熱く伝えました。これって、何か常連になったときに「マスター!いつもの!」で通じるような格好良い感じではないですか!?と、さらに興奮を隠しきれませんでした。

 

お姉さんも、「こちらこそ光栄です!」とか言ってくれて、憧れの常連話にウキウキしながら、メモに完成形としてシッカリと書き込んでいてくれました。

 

そして4回目

 

私のお気に入りの髪型は頭の形に添ったような丸みを帯びたショートカットなのですが、4回目のショートカットは日本人形(髪が勝手に伸びそうな感じの)カットでした。lllorz

 

・・・お姉さん、メモは・・・メモはどうしたのですか?完成形のメモはどこにいったのですか?

 

なんて、満足そうにニコニコしているお姉さんに言えるはずもなく、「これでイイデス・・・。」と言ってしまう私の弱さが悪いのでしょうか。

 

結局、この後も数回行ってみましたけど「マスター!いつもの!」という方式でお任せしたときの髪型が一度も一致したことはありませんでした。

 

お姉さんにはお客さんも他にたくさんおられるだろうし、お仕事上リップサービスしたり、社交辞令も必要になったりするのに、単純素直な私はそれをそのまま受け取って常連気取りになっていたというお話でした。

 

今では、毎回きっちりと丸みを帯びるようにというところから細かく伝えることにしていますよ!常連への道は険しいということですね~。