流され者

我が人生、流され、流され、流されて、一体どこまで流されるのやら。

ご婦人方の嗜好


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チャーミングなご婦人

 

親戚の体調不良で病院に付き添うことになりました。幸い、親戚の体調不良はたいしたことがなく、しばらく体を休めると回復するとのことだったのでホッとしています。

 

その親戚が診察終えて会計を待っている間、とある年配のご婦人がお孫さんらしき女子高生に支えられながらゆっくりと歩いていました。

 

年配のご婦人は、とてもチャーミングでおっとりとした感じの優しそうな方でした。私と同じように会計待ちのようで、私のすぐそばに座りった時のことです。

 

お孫さんが持っていた本を「はい、これ。」と言ってご婦人に手渡していて、ご婦人は嬉しそうに「ありがとう。」と言って受け取りました。

 

ホンワカしたご婦人のイメージから、てっきり編み物の本あたりだろうと思って、お孫さんにマフラーとか編んであげるのかな?と一人でほのぼの妄想世界に浸り・・・そうになったのですが、すぐさま現実に引き戻されました。

 

なぜなら、ご婦人が手にしていた本は編み物の本とはかけ離れた内容の本だったので・・・。

 

エレガントなご婦人

 

先ほどのチャーミングなご婦人の時の衝撃も冷めないまま、親戚とお昼を食べることにして、院内にある喫茶店に入りました。

 

隣の席には、先ほどのチャーミングなご婦人よりは少し若いくらいのエレガントなご婦人が、付き添いの女性と一緒に座っていました。

 

もう食事は終わったようで荷物を持って立ち上がろうとしていて、付き添いの方が慌てて置いてあった本を拾い上げ、ご婦人に手渡していました。

 

ご婦人は「ありがとう。」と言って、洗練された身のこなしで優雅に受け取っていました。キリッとした上品な感じだったので、てっきりファッション雑誌あたりだろうと思って、ファッション業界でバリバリと働く女社長の妄想に浸り・・・そうになったのですが、またもやすぐに現実に引き戻されました。

 

なぜなら、ご婦人の手にしていた本はファッション雑誌とはかけ離れた内容の、さっきのチャーミングなご婦人が持っていた本と同じものだったので・・・。

 

本のタイトル

 

なんだろ?最近ご婦人方の間で流行っているのでしょうか・・・?

 

ゴルゴ13が。

 

もしかして誰かへのプレゼントかも・・・と考えたりもしましたけど、チャーミングなご婦人はお孫さんから受け取ってすぐに読み始め、エレガントなご婦人は付き添いの方がタクシーを呼ぶ間に熱心に読んでいたので、その線はなさそうです。

 

念のために言っておきますが、ずっと盗み見をしていたわけではなく、たまたま視界に入っただけですから!本当に、たまたま視界に!!と、必死になればなるほど怪しくなる予感。

 

そんな言い訳はともかく、チャーミング&エレガントなご婦人方のギャップに、ゴルゴさんの狙撃術くらいの正確さで私のハートが撃ち抜かれてしまいましたよ!キュン♡

 

ちなみに、私はゴルゴ13は読んだことはありませんが、高校時代の社会科教師がどハマりしていたようで、社会情勢がどうのとか、外国との関係がどうのとかいいつつ、ことあるごとにゴルゴ13の世界観を持ち出してきていたので、全く知らないというわけでもありません。

 

ゴルゴさんの後ろに音を立てずに立ってはいけないということと、利き手を他人に預けるのが嫌なので握手はしないということ、あと眉毛が凛々しくて印象的だということは知っていますよっ!!

 

・・・むしろ全く知らないと言うべきなのかもと、今更ながら思い始める知ったかぶり人間。少し聞きかじったくらいで知っていると勘違いしてしまう単純思考はご婦人方の高貴な嗜好とはかけ離れたものなのでした。