流され者

我が人生、流され、流され、流されて、一体どこまで流されるのやら。

クラスメイトとの不思議な体験


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クラスメイト

 

お題「誰にも信じてもらえない体験」に参加したいと思います。

 

今日は少し怖い感じのお話なので苦手な方はご注意下さい。

 

たまに、あのひとどうしてるかな~?ということが、ふと頭を過ったりすることはないでしょうか。私の残念な記憶力でも懐かしい思い出や人物のことを思い出すことがあります。

 

そんな中で、言葉では上手く言い表せないのですが、なんというか不思議な雰囲気を纏うクラスメイトがいました。

 

そのクラスメイトはとても物静かで、いつのまにか皆の周りにそっと居るという感じのタイプで、小心者で人見知りな私はどこか親近感が湧く人だな~と思っていたのです。

 

ある日、たまたま帰り道に一緒になったので、途中まで一緒に帰ることになりました。話してみると、すごく話しやすい人で、すぐに打ち解けあいました。

 

普段はおとなしくてひっそりと影を潜めているという感じだったのですが、仲良くなってみると、本質はよく喋る明るい人だとわかりました。

 

下校時

 

仲良くなってからは一緒に帰るだけでなくて、土曜日にどこかに寄り道したりもするほどになっていて、そんな日が続いたある日のことです。

 

とある細い道を歩いていて、前からおばあさんが歩いてきました。私はクラスメイトのほうに寄っておばあさんに道を譲って、おばあさんはペコリと頭を下げて通り過ぎました。

 

私も軽く会釈をしてから、またクラスメイトとのおしゃべりを再開したのですが、クラスメイトは何故か急にバッと後ろを振り返ったのです。

 

そして「ねえ、今のおばあさんどこ行ったの?」と聞いてきました。私は「え?」と思って後ろを振り返ると、そこには誰もいなかったのです。

 

あたりは見通しの良い1本道で、おばあさんがどこかに隠れてしまって見えなくなったとか、曲がり角で曲がったとかではなさそうです。

 

・・・ということを考えると何だか怖くなって、お互いにそのことには触れずに、そのままその道を速足で進んで広くて人通りのある場所に行きました。

 

ランチ時

 

そんなことがあってから、しばらく過ぎた後のある日のことです。その日は学校がお昼までだったので、どこかで一緒にお昼ご飯を食べて帰ろうということになりました。

 

私のおすすめのお店に案内すると、いつも通りというかなんというか、その日はたまたま臨時休業でした。

 

到着したと思ったらお休みだったということで気持ち的にも疲れを感じていたことと、お腹もすいていたので、すぐ近くにあるお店に入りました。

 

そこは店内は狭く、お昼時なのにほとんどお客さんがいなかったので、もしかしたらあまり美味しくないのかな・・・?なんて心配していたのです。

 

ですが、そんな心配の必要はなかったようで、食べてみると不味いということはなかったので安心しました。

 

クラスメイトとお喋りをしながら食べていると、私たちのすぐ横を誰かが通り過ぎたのが視界に入りました。

 

でも、あれ?この先は壁なのに・・・?と思って振り返ると、誰もいなかったのです。そしてそれと同時にクラスメイトも同じ方向に振り返っていたのが見えたので、「ねえ?今なぜ振り返ったの?」と恐る恐る聞いてみました。

 

クラスメイトは「今だれかが通ったように見えたから・・・」と言ったので、私はゾワ~ッとなって「私も」と言いました。もちろん素早く食べて外に出ました。

 

今思い出しても、この時きちんと食べきった自分の食い意地は凄いなと思いますね~。でもさすがにのんびり味わう余裕はなくて、何を食べたかとかどんな味だったかは覚えていません。

 

ただ、のみ込むように急いで食べた記憶だけはあります。

 

ランチ時再び

 

あれからまたしばらくの日が過ぎて、今度はもう1人別のクラスメイトと一緒に3人でお昼ご飯を食べようということになりました。

 

行先は普通のファーストフード店で、私といつものクラスメイトが隣同士で、別のクラスメイトは向かい側に座りました。

 

皆でおしゃべりしながら食べていると、隣の席の家族連れの子供さんが、こちらをジ~~っと見ているのです。

 

そんなに見られると食べ辛いな~と思っていると、隣のクラスメイトも同じように食べ辛いねという感じで、苦笑いしていました。

 

その様子を見ていた向かい側のクラスメイトが「どうしたの?」と聞いてきたので、隣のご家族のほうを目配せしてから小さい声で「あの子がジッと見てくるから食べ辛いよね~」と言いました。

 

すると向かい側のクラスメイトはちらりと隣の席の子供をみて「そう?」と疑問視してきたので、私達2人が気にし過ぎなのかなと思ったのです。

 

それからすぐ後に、そのご家族が食べ終わってお店を出て行こうとしたので、ホッとしていると、隣のクラスメイトが言いました。

 

「ねえ、さっき(じーっと見てきた子)の男の子どこ行ったの?」と。急いで振り返るとさっきの男の子はいなくなっているではありませんか!

 

私たちの席からドアまでは見通しもよく、隠れる場所もありません。なんだか以前に振り返ると姿を消していたおばあさんを思い出してゾワ~っとなっていたら、向かい側に座っていたクラスメイトが言った言葉で、もっとゾワ~っとなりました。

 

「ねえ?男の子って?さっきの(家族連れの)子、女の子だよね?」と。

 

ええ、確かに女の子もいました。・・・いましたけど、男の子もいましたよね?詳しく話を聞くと、向かい側に座っていたクラスメイトには男の子の姿は見えていなかったようです。

 

角度的に見えなかったということはないです。女の子は見えていたということは、女の子よりも私達寄りに座っていた男の子が見えないはずないですよね・・・。

 

気になっていたこと

 

私は他にも気になっていたことがあります。このクラスメイトと一緒に出掛けると、必ずと言っていいほど霊柩車とすれ違うことに気付いていました。

 

数分おきに何台もすれ違う日もありました。最初はあまり気にも留めていなかったのですが、ふだんぼんやりしている私が気付くくらいの高確率ですれ違っていたのです。

 

そして薄々感づいていました。このクラスメイトは何か不思議な力があるのかもしれないな・・・ということに。

 

でもあえてそれを口に出すのもどうかと思ったので、私は何も言わずにいたのですが、ある日クラスメイトのほうが口を開きました。

 

「皐月ちゃんと一緒に出掛ける日って必ず霊柩車とすれ違うよね。」と。「今まで気付いていたけど、はっきり言い出すのは気が引けて言えなかった。」と。「一緒にいると不思議な体験もするようになったし。」と。

 

・・・ええぇぇぇぇぇ!?まさかの私ですかっ!?私の責任なのですかっ!?

 

まさか、私と同じようなことを相手も思っていたとはビックリです。それからお互いにいろいろ忙しくなって、卒業してからは疎遠になって、今ではどこで何をしているのかはわかりません。

 

あのとき「怖い体験」と言わずに「不思議な体験」と言ってくれた気遣いには感謝しています。・・・けど、私のせいではないと思います。・・・たぶん。

 

推察

 

もしかしたら私とクラスメイトの何かはわかりませんが、何かの力がマイナスとマイナスがプラスとなって、そんな体験を引き起こしたのでしょうか。

 

それとも、今でも私がすれ違ったと思っている人は実は周りからは見えていないとか・・・?いやいやいや・・・これは怖くて考えたくない結論なので無しの方向で。

 

それに、おばあさんや男の子が目にもとまらぬ速さで駆け抜けていったという可能性だってなきにしもあらずですよね!

 

むしろ、私の中ではその可能性が大だと結論付けています。別のクラスメイトは実は男の子のことを女の子だと勘違いしていたとか!そういう方向で・・・。

 

あと視界に入ったと思ったのは私とクラスメイトの気のせいです。きっとそうに違いありませんっ!!

 

怖いのは嫌なので、強引に結論づけていますけど、これが私が出した答えなのです!

 

そんな怖いものが超苦手な私にとって何よりも怖いのは、今回のイラストの頭デカすぎだろ!と思いつつも描きなおさないところとか、インパクトのある思い出を今まで忘れていた自分の記憶力の残念さでしょうか。

 

クラスメイトと一緒に体験したので、クラスメイトは当然信じてくれることを考えると、タイトルの「誰にも」というわけではないかもしれませんが、そんな細かいことを気にしない大雑把さにも恐怖を感じざるを得ませんね~。