流され者

我が人生、流され、流され、流されて、一体どこまで流されるのやら。

夏休みの映画館にて


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今週のお題

 

今週のお題「キン○ョーの夏、日本の夏。」・・・ではなくて、「映画の夏」に参加したいと思います。

 

私は普段からほとんど映画はテレビで放送されるまで見ることはありません。

 

・・・というのも、ひどい出不精のために、わざわざ映画館へ足を運ぶこともしなければ、これまたひどいケチケチ星人なために、わざわざ映画館でお金を払って見ることもないからです。

 

テレビで放送されるのは映画が上映された1年後くらいなので、流行りにはかなり乗り遅れることになりますが、のんびりと寝ころびながらでもおせんべいをバリバリかじりながらでも見られるので満足です。

 

しかもタダだし!

 

・・・まあ、電気代はかかっていますけどね。そして合間合間にCMは入りますけどね。たまに良いシーンでもカットされたりもしますけどね。

 

それでも満足しているのです!!

 

小学生時代

 

そんな私ですが、小学生時代の夏休みに映画館へ行きたいと親におねだりしたことがあります。

 

実を言いますと、夏休み前になると夏休み映画祭りとかなんとかだったと思いますが、アニメ映画の割引チケットをもらえたのです。

 

クラスメイトの子たちがお母さんやお父さんと一緒に見に行くんだ~と言っているのを聞いて、私も行きたくなったのですよね。

 

おまけに子供の頃の話なので、自分でお金の心配をする必要もなくて親任せでいられたというのも大きいです。

 

いつもなら母は「はいはい。また今度ね~。」とその場を誤魔化して私が忘れるのを待つのですが、この日はたまたま母の機嫌がよかったのか、アッサリと「いいよ~」と言ってくれました。

 

さらに、映画が終わった後は喫茶店でクリームソーダを飲ませてくれるという約束までしてくれるではありませんかっ!

 

食いしん坊の私は大興奮で映画に行く日を楽しみにしていましたよ!

 

映画館へ

 

映画館へ向かうと、クラスメイト数人と会うことができて、お互いに映画が楽しみだね~と話しながら、映画が始まるまでワクワクしながら待っていたのです。

 

映画が始まる前になって映画館に入ると、一緒にいるはずのクラスメイトの子達の姿が見当たりません。

 

クラスメイトどころか、子供の姿が見当たらなかったのです。周りは大人ばかりで、子供はおそらく私一人だったのではないでしょうか。

 

それでも、この時はその不自然さに気付かずに、映画が始まるのを今か今かとワクワクしていたのですよね。

 

でも映画が始まって、その不自然さにすぐに気付くことになりました。

 

映画開始

 

楽しくてほんわかアニメは一向に始まらずに、いきなりおどろおどろしいオープニングが流れてきましたよ!

 

ホラーだよね。アニメじゃなくてホラーだよね。ほら~、どこからどう見てもホラーだよね。これは完全にホラー映画だ・よ・ね。

 

大画面に怖いお姉さんのドアップと大音量の効果音に、出演者さんの迫真に迫る演技の悲鳴が響き渡ります。

 

ギャッハァァァァァァァ~~!!

 

出演者さんの悲鳴に負けないくらい私も悲鳴をあげてしまいました。

 

よくドラマとかで女の人が「キャ~」とか「こわ~い」とか可愛らしく言うシーンがありますけど、あれは絶対怖くないですよね!?まだまだ余裕がありますよね!?

 

本当に怖いときはホラー映画もビックリのホラー顔・・・というよりも、もはやギャグ顔で全く可愛さの欠片もない悲鳴をあげてしまいますよっ!!

 

もともと可愛さの欠片もない顔の持ち主なので救いようもありませんよっ!!

 

映画終了

 

今となってはどんな内容だったのかは覚えていませんが、ただただ怖かったという印象だけはハッキリと残っています。

 

・・・決して私の記憶力が残念だというわけではないのです!!

 

怖かったのでストーリーが頭に入ってこなかっただけで、決して私の記憶力が残念というわけでは!!決して・・・。

 

エンディングまでおどろおどろしい映画が終わり、暗い映画館から外にでると太陽が眩しいくらい明るかったことを覚えています。

 

そして母の清々しい笑顔と映画館の中よりも暗いどんより顔の私が醸し出す見事なコントラストでラストを飾りましたよ!

 

最大のホラー

 

この後、食いしん坊を名乗る私でもさすがに食欲が失せてしまい、楽しみにしていたクリームソーダも飲むことなく、すぐに家に帰るのでした。

 

今では、どんなに食欲が失せたとしても目の前にぶら下がった美味しそうなものを諦めるなんて、食いしん坊の風上にもおけないと思ってしまうほどの食いしん坊に成長してしまった事実がある意味ホラーです。

 

ちなみにアニメは同じ映画館の下の階で上映されていたようです。

 

アニメ映画を見ていたクラスメイト達の楽しそうな会話に入ることもできなくて、この頃から孤独人の素質を開花させ始めていたのかもしれないというあたりもホラーな現実。

 

それにしても、なぜホラー?なぜ子供のおねだりにホラー映画をチョイスしてしまったのですか!?母よっ!!

 

もしかして、私が二度と映画に行きたいと言わないようにとか、恐怖で食欲も失せると知っていたからクリームソーダを飲ませてあげると安請け合いしたとか・・・?

 

もしそうなら、それもかなりのホラー・・・。でも今更母に真実を問いただす勇気はありません。

 

映画を見終わった後、アニメ映画が見たかったのに!と母に文句を言ったときに「映画を見たいと言っただけでしょ!アニメとは言わなかったでしょ!?」と不敵に笑う母の顔が何よりのホラー・・・あ、いえ、なんでもありません。

 

映画を見たいと言ったときに、一緒にアニメ映画の割引チケットを渡したはずなのに!とか反論もしませんよ!・・・なぜなら、しつこく食い下がって母の眠れる獅子を起こすことがこの上ないホラー・・・あ、いえ、なんでもありません。

 

とにかく、また1つ知らなくても良いことがあるのだと知ることになった夏の映画の思い出。